sakamobi.com

ここは愉快なインターネッツですね

男も女も痴漢にうんざり! 6割超が被害経験も「やめて」言えた人は1割

   

男も女も痴漢にうんざり! 6割超が被害経験も「やめて」言えた人は1割

男も女も痴漢にうんざり! 6割超が被害経験も「やめて」言えた人は1割 怒り噴出「実名公表を」 疑われたら男性はどう対処?

薄着の夏は、イヤ~な痴漢が増える季節。アンケート調査で「電車で痴漢にあったことがある」と答えた女性は6割にのぼった。男性にも「痴漢と間違われて逮捕されたら…」という不安が広がる。痴漢の疑いをかけられて線路に逃走するケースが相次ぎ、横浜市では5月、電車にはねられて死亡する事件が起きた。男女ともトラブル防止にはどうしたらいいか。あの手この手の取り組みを追った。

ショックで動けず駅員が保護、学校で泣き伏す子も

「満員で動けない車内で痴漢にあいました。びっくりして、ただ怖くて声も出せませんでした…」

埼玉県の私立女子校、浦和麗明高校に電車通学する女子生徒A子さん(16)は、時折うつむきながらもまっすぐな瞳で訴えた。制服をきちんと着用し、髪をキリリと結い上げる姿から、まじめな性格がにじみ出た。

最初に痴漢にあったのは、入学して初めての夏。3日続けて被害にあった。

「もぞもぞとスカートの上からお尻を触られました。いずれもスーツ姿で若い感じの男の人でした。3回目は、ホームの階段を下りているときにお尻を触られた。こっちは外国人のように見えました。本当に、気持ち悪かったです」

当初は誰にも相談できなかった。繰り返される痴漢に「もうこんな目にはあいたくない」と思い、学校の教師に思い切って相談したところ、「乗車位置や時間を変えて」などのアドバイスを受けた。現在は痴漢にあうことはなくなったが、思い出すと今でも辛い。

同校では生徒の被害防止のため、平成22年から警察官を招いて講演会を開いたり、被害抑止策をアドバイスしたりなどの取り組みを続ける。生徒指導部長の広瀬直樹さんは「通学中に痴漢にあった生徒がショックで動けなくなり、駅員に保護されたため、迎えに行ったこともあります。なんとか学校まで着いたものの、机に伏して泣いてしまう生徒もいる」と明かす。

痴漢は「出来心」では済まない犯罪だ。一般的に、衣服の上から触ったり下半身を押し付ける行為は迷惑防止条例違反。衣服の中に手を入れて触れば刑法の強制わいせつ罪に問われる。法務省の「犯罪白書」によると、26年、迷惑防止条例違反による痴漢検挙は3439件。電車内で強制わいせつ罪と認知されたのは283件。A子さんのケースのように、不安や恐怖は被害者の心の傷として長く残る。

取り締まりに当たる警視庁鉄道警察隊長の近藤義宏さんは「被害者は何度も被害にあい、耐えかねて相談にくるケースが目立つ。抱え込まずに早めに相談してほしい」と呼びかける。

被害防止に向けた独自の取り組みも出てきた。一般社団法人「痴漢抑止活動センター」(大阪市)は、「痴漢は犯罪」などと書き込んだ「痴漢抑止バッジ」を、駅のコンビニエンスストアなどで販売している。

始まりは、被害に悩んだ女子高生が「泣き寝入りはしたくない」と手製のバッジを考案したこと。フリーライターの松永弥生さんが昨年、同センターを設立して本格的な普及運動を始めた。バッジのデザインは毎年コンテストで決めている。「抑止できれば被害者も加害者も、冤罪(えんざい)も生まれない。企画への支援金は、男性からの提供も多かった。バッジを通して社会の空気を変えたい」と話す。

警視庁は防犯アプリ「デジポリス」に痴漢撃退機能を付けた。メニュー画面からこの機能を選ぶと、「痴漢です 助けてください」の文字が表示され、さらに画面をタップすると「やめてください」という音声が出る。怖くて声が出せなくても、スマートフォンで被害を訴えられる仕組みだ。

痴漢被害「ある」63%

「リビングくらしHOW研究所」(東京都千代田区)が6、7月に行った女性アンケートで「痴漢にあったことがある」と答えた人は全体の63%。このうち、犯人に「やめて」と言えた人は1割だった。

痴漢に対しては、「妻や子供にあわせる顔はあるのか」(千葉県、37歳)、「卑劣で自分勝手。未だに忘れられない。許せない」(京都府、43歳)など、怒りの声が噴出。

被害防止のために工夫している人も多い。「戸口付近に立たない」(兵庫県、44歳)、「キョロキョロして警戒している様子を見せる」(福岡県、32歳)、「怪しそうな人がいたら、あえていったん目をあわせる」(三重県、25歳)、「カバンなどでガードし、『自分は気をつけている』ということをアピール。イヤホンはしない」(神奈川県、29歳)、「極端に短いスカートははかない」(東京都、37歳)。

「車内の監視カメラ導入」については、「大いに賛成」「まあ賛成」が合計9割を占めた。防止策としてはこのほか「厳罰化。実名公表」(東京都、57歳)を求める意見もあった。

疑われたら…すぐ家族に電話/逃亡は最悪

弁護士・元検事 中村勉氏

痴漢で逮捕されたらどうする? 「電車で女性に手が触れるとヒヤリとする」「両手でつり革を握り、疑われないようにする」など男性側の不安も強い。多くの痴漢事件を手がける弁護士の中村勉さんは「捕まったら、すぐ家族に電話を」とアドバイスする。

■    ■

痴漢として被害者や駅員に腕をつかまれた時点で私人による逮捕が成立することが多く、協力義務が生じます。通常は警察で1、2日勾留され、手に付着した繊維採取などの取り調べを受けます。

勾留されないためには、「証拠隠滅や逃走の恐れがない」ことを示す必要がある。警察に連行されたら家族に連絡を取り、出頭を約束して身柄を引き受けてもらうことです。取り調べで無罪を主張している間、会社は処分はできません。勾留を恐れて逃走するのは最悪。防犯カメラ映像で追跡されます。証拠隠滅を図ったとして罪は重くなります。

痴漢事件では被害者の女性の主張が重視され、反証は困難。「電車が揺れた時、偶然触った」という訴えは認められにくい。示談金目当ての言いがかりなら捜査で分かります。これまで不起訴に持ち込めたのは、電車内で被害者の周囲に複数の男性がおり、「私の体の向きから、触るのは無理。被害者の人違い」と主張したケースです。

痴漢で起訴されると、社会的ダメージが大きい。私は電車に乗る時、女性が前にいたら場所を変えるか、体の向きを変えます。容疑者にされないよう気をつけるのが最善策といえます。

中村勉(なかむら つとむ)氏

元検事。2002年に東京地検特捜部を最後に退官し、弁護士登録。09年、中村国際刑事法律事務所を設立し、代表に就任。

編集後記

痴漢抑止活動センターの松永さんが「痴漢抑止バッジ」について、「抑止できれば被害者も加害者も、冤罪(えんざい)も生まれない」と話していたのが印象に残った。痴漢加害者は行為を繰り返し、エスカレートさせていく傾向がある。発生後の対応はもちろん、「抑止」のための対策が、男女双方にとって重要となってくる。

http://www.sankei.com/affairs/news/170728/afr1707280001-n1.html

こりゃもう完全に男女分けるしかないよな。いろいろ不便もあるだろうけど仕方ない。

関連コンテンツ ユニット



 - ニュース, ネット