「頭に血が上った」女児の頭をつかんで黒板にたたきつけた体罰教師 5年前にも児童をシャーペンで突き懲戒処分

小学校で体罰の教師 5年前にも懲戒処分 愛知 豊橋

愛知県豊橋市の小学校で、40代の男性教諭が担任をつとめる2年生のクラスの児童5人に対し頭をつかんで黒板にたたきつけるなどの体罰をしていたことがわかりました。この教諭は、5年前にも別の小学校で児童に体罰をしたとして懲戒処分を受けていました。
豊橋市教育委員会によりますと豊橋市立岩西小学校の2年生の担任をつとめる40代の男性教諭は、先月、授業中に、女子児童の頭をつかんで複数回、黒板にたたきつける体罰を行ったほか、ことし7月から先月にかけ、4人の男子児童に対し、定規で叩いたり、顔をつねったりする体罰も繰り返していたということです。このうち女子児童は不登校になっているということです。

先月30日、保護者からの連絡で発覚し、男性教諭は、教育委員会の聞き取りに対して「なぜ教えたとおりにできないのか、頭に血が上り、感情をコントロールできなかった。児童には申し訳ないことをした」と話しているということです。

市の教育委員会は9日、記者会見し、この男性教諭は5年前にも、別の小学校で児童の手をシャープペンシルで突く体罰を加えたとして、県の教育委員会から戒告の懲戒処分を受けていたことを明らかにしました。しかし、当時「指導力に問題のある教諭」と判断されなかったため、今回の小学校に移って授業を行っていたということです。

豊橋市教育委員会の木下智弘学校教育課長は「子どもの心を傷つける言語道断の行為だ。被害にあわれた児童をはじめ教育の信頼を裏切ることになり申し訳ありませんでした」と話しています。
小学校の児童や保護者は
体罰を受けた児童と同じ小学2年生で、別のクラスの女の子は、男性教諭について「元気のよい先生で、怒っていないときは私たちを笑わせてくれる先生でした。ただ怒ると怖くて、大きな声を出す先生という印象を持っています」と話していました。

別のクラスに通う小学2年生の子どもを持つ母親は「先生は教える側なのである程度のしつけや注意を行うのは認めるが、限度があると思います。抵抗できない2年生の小さな子どもを黒板にたたきつけるなどはやりすぎだと思います。今回問題となった教師は前にも同じようなことを行ったと聞いているので、このまま先生を続けることには疑問を感じます」と話していました。
校長「子どもたちに大きな傷与え申し訳ない」
今回、体罰の問題が起きた豊橋市立岩西小学校の鈴木宏道校長はNHKの取材に対して「子どもたちに大きな傷を与えてしまい大変申し訳ない」と陳謝しました。

鈴木校長によりますと、男性教諭は5年前に別の小学校で起こした体罰で懲戒処分を受けたあと、この小学校に赴任し、日本語を話すことが難しい児童を対象にした国際クラスを担当していました。

この教諭は、2年前にも、学校行事で当時5年生だった児童の腕を強い力で押して、骨が曲がる「若木骨折」というけがをさせてしまったことがありましたが、この時は教育委員会への報告だけで処分はなかったということです。

その後、男性教諭は去年から再び担任を受け持つようになり、ことし4月から、今回体罰が発覚したクラスを担当していたということです。学校では、ことしの4月からこの男性教諭のクラスに臨時教員を配置して補佐する態勢をとっていましたが、7月いっぱいで臨時教員の任期が終わり、9月からは教務主任などが補佐していたということです。

しかし今回、男性教諭が児童らに体罰を行った際には補佐役の教諭は授業に立ち会っていなかったということです。男性教諭は今回の問題が発覚したあと、学校を休んでいるということで、小学校ではほかの教諭を充てるなどして対応しているということです。

鈴木校長は「学校はぎりぎりの人数の中でやっており、男性教諭にも責任をもってやってもらわなければならなかった。適材適所で配置したつもりだったが、子どもたちに大きな傷を与えてしまい大変申し訳ない」と話しています。
豊橋市教育委員会によりますと、今回の問題を受けて、この小学校では9日朝、全校集会が開かれ、鈴木宏道校長が児童に対し、「先生が、行き過ぎた大変悪い指導をして子どもたちに悲しい思いをさせ申し訳ありませんでした。これからは明るい小学校にしていきましょう」と話したということです。

また小学校では10日午後7時から保護者向けに説明会を開き、今回の経緯について説明するということです。

一方、市の教育委員会は9日、市内の小学校の校長を集めた臨時の校長会議を開き、暴言や体罰などがないよう指導することを確認したということです。
専門家は
体罰の問題に詳しい愛知県立大学教育福祉学部の望月彰教授は「過去にも体罰を行った教師が同じ事を繰り返さないよう、学校や教育委員会がきちんと支援する態勢を整えていなかったことが問題だ。体罰は、『傷害』や『暴行』にあたるにもかかわらず、日本では、いまだに『指導』の1つという考え方が残り、処分が軽すぎる実態がある。教育委員会はもう少し厳正な処分を検討していく必要がある」と指摘しました。

また、全国的に体罰の問題が相次いでいることについて、「最近は、教師1人当たりの業務が増えていることが全国的に問題視されており、抱えたストレスが体罰につながっている可能性がある」と話していました。

エラー|NHK NEWS WEB

体罰ってレベルじゃないでしょこれ…しかも小学2年生に対してだよ(#・∀・)

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