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ここは愉快なインターネッツですね

下町『下町ボブスレーは遅くて性能に劣るそりではない。ある選手は「繊細だ」と語った。速く走らせるには高い操縦技術がいるのだ。』

   

下町「下町ボブスレーは超高性能。ただし速く走らせるには高い操縦技術が必要です」

町工場の挑戦は続く=中村秀明

細貝淳一さんはやり切れない表情で「悲しいのひとことです」と話した。

冬季五輪の競技用そりを東京都大田区の町工場が力を合わせて開発する「下町ボブスレー」の責任者だ。平昌五輪での使用契約を結んでいたジャマイカチームから5日、「使わない」との連絡があり、記者会見した。

彼の講演を先週、大田区産業プラザで聞いたばかりだった。原点を「会社はひとりの力では動かせない」と痛感した26年前にあると語った。

26歳でアルミの加工販売を妻と始めた。だが、実績がない会社に注文はなかなか来ない。1万円の仕事を受けるため、5万円の工具を買わなくてはいけない時もあった。

見かねた近くの工場が工具を貸してくれた。仕事を回してくれる人もいた。この地には「仲間回し」と呼ぶ強みがあった。切削、メッキ、穴あけ、研磨などそれぞれの技術を持ち寄り、部材や製品にする地域の総合力である。

そんな支えがあって会社は大きくなった。今は30人を超える社員がいる。

一方で地域の町工場は、廃業や倒産でかつての半分以下の約3000社に減った。濃密な関係も日常的だった協力や連携も薄まりつつある。「仲間回し」の土台を再び築きたいと細貝さんらが思いついたのが、下町ボブスレーだった。7年前のことだ。

欧州で人気が高い競技であり、五輪に出れば世界に映像が流れる。ライバルがフェラーリやBMWというのもやる気にさせた。ボディーの主要な部分に最先端素材の炭素繊維を用いるため、その技術と可能性に触れることで町工場の事業の幅も広がる。

延べ100社以上が参加し、10台を製作した。だが「実績がない」という先入観の壁は厚い。日本チームからは2度にわたって「不採用」を突きつけられ、ジャマイカは土壇場で契約を破った。

下町ボブスレーは遅くて性能に劣るそりではない。ある選手は「繊細だ」と語った。速く走らせるには高い操縦技術がいるのだ。

細貝さんは先日の講演を「思いがあって集まった人たちの力を結集できた。中小企業も捨てたもんじゃないと多くの人が思ってくれたでしょう。私は人とのつながりが一番大事だなと改めて知りました」と締めくくった。

五輪で結果を残せないという事実は小さくないが、すべてが無になるほど決定的ではない。そして、7年の過程は多くのことをもたらす未来の種となるだろう。町工場の挑戦は終わらない。

https://mainichi.jp/articles/20180207/ddm/003/070/163000c

繊細で使いこなすのに高い技術が要るソリ。それってダメなソリじゃん(;´Д`)

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