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しまむらが仰天戦略転換 都心部に出店してユニクロとガチンコ勝負

   

しまむらが仰天戦略転換 都心部に出店してユニクロとガチンコ勝負

しまむらが仰天戦略転換、都心出店でユニクロとガチンコ勝負

しまむらが仰天戦略転換――。あのしまむらが、今後大きく変わりそうなのだ。しまむらといえば、地方のロードサイドを“主戦場”として、都心部や都市部の出店は少なかったが、今後は都心の超一等地にも積極的に出店していく。さらに新タイプの店舗も複数を展開。大手のEC(電子商取引)モールにも出店するという。地方の地味な存在だったが、派手に生まれ変わりそうなのだ。(流通ジャーナリスト 森山真二)

● 郊外のロードサイドが主力のしまむらが 今後は都心部や百貨店内にも出店

しまむらといえば、かつては「サンダル履きで入れる生活道路にある店」を標ぼう、地域の主婦層に圧倒的な支持を受けてきた。最近もその延長線上で、地方では自動車で移動する主婦層が増えたため、郊外のロードサイドが主力の出店場所となっている。

それがなんと、今後は都内の新宿、原宿、東京、上野地区への出店を検討しているというから驚く。しまむらは現在、都内といえば、高田馬場、お台場、三軒茶屋くらいにしかない。

正直、これまで展開してきた店舗は都内といっても地味な地区である。

なんで都心にもっと店を設置してこなかったのという疑問も湧く。それがこれまでのしまむらのフォーマットであり、歴代の経営者の“経営思想”だから仕方ないといえば仕方ないのだが、ようやく、都内攻略が始まる格好だ。

今後は都心の百貨店はもちろん、地方の百貨店などにも条件が合えば出店する可能性も高まる。

百貨店の衣料品といえば、もはや、土俵際ぎりぎりで主役の座に留まっている有様だ。

 百貨店衣料品の売上高は百貨店総売上高のトップであるが、食料品に肉薄されているうえ、勢いではインバウンドで絶大な支持を集める化粧品に負けている。消費者は百貨店を一通り見て回った後、都心部にあるしまむら、ユニクロで購入するというスタイルも増えそうだ。

● 戦略転換の裏には 今後のネット戦略が潜む

もちろん、しまむらは基本の地方のロードサイドにも出店は続けるが、そんな戦略転換の裏には今後のネット戦略が潜んでいる。

しまむらがネット通販を開始するということは、過去記事『「しまむら」までもネット通販参入、百貨店は窮地に追い込まれる』に書いた。

それが進展してきて現在、自前のサイト構築だけでなく、アマゾンジャパン、楽天、ヤフーや「ゾゾタウン」を展開するスタートトゥデイといったショッピングサイトへの出店交渉を行っているというのだ。

ネット通販への参入は一部業界筋では「遅きに失した」という指摘もあるが、衣料品のネット通販が混とんとしている今ならまだ間に合う。

しまむらではネット通販にあたって、「年代層別」「カテゴリー別」というくくりで展開する方針といわれる。例えば「しまむら(寝具インテリア館)」という“出店”形態をとる考えだ。

店舗は現在、各カテゴリーをフルラインで揃えているところが多く、探す楽しみを残しながらネットでは簡便に商品を探せるようにしていく方向と見られる。

つまり、超都心への出店はこのネット戦略のショールーム的な位置づけであり、旗艦店を超都心に設置したいのである。

● これからは ユニクロとガチンコ勝負になる

郊外型の小売業が超都心に出店してワンランクアップした例は少なくない。ユニクロしかり、ドン・キホーテしかり、マツモトキヨシしかりだ。超都心の店舗が宣伝塔になり、知名度と信頼を高める。

しまむらについていえば、都心攻略は遅れてきた超大物という感じだが、もちろん、都心には先行者が大量にいる。

なかでも都内の主要駅などに店舗を多く持っているのが「ユニクロ」である。低価格カジュアル衣料専門店というカテゴリーでいえば、ユニクロとしまむらのガチンコ勝負になるのは間違いない。

ユニクロの2017年8月期の国内売上高は前期比1.4%増の8107億円、営業利益は同6.4%減の959億円。増収減益だった。

ユニクロはもはや国内ではあまり成長していないのである。店舗数も860店前後でほぼ横ばい傾向をたどっており、新たな出店適格地が見つからないのだ。

ただユニクロは肥沃な都内に100以上の店舗を持っており、いわば国内ユニクロ事業ではこれまで都内店舗が“ドル箱”になってきたといっても過言ではない。

しかも身近な都内の店舗がショールーム的な役割を果たす格好で、ネット通販が伸びており、17年8月期は前期比15.6%増の487億円となっている。

これに対ししまむらは、一部海外店舗もあるが、ほぼ国内といってよく、売上高が2017年2月期の売上高が前期比3.6%増の5654億円、営業利益が同22.3%増の487億円と、規模ではユニクロに見劣りするが、地方などで圧倒的に支持を受けており、パフォーマンスはある。

ユニクロと同じようにネットと実店舗の相乗効果を狙って超都心、都心での攻略を開始、競争が熾烈になるのは確かだ。

 しかもユニクロは製造小売業(SPA)で自社開発の製品が中心になるという縛りがある。しまむらはアパレルメーカーや卸からの仕入れで品ぞろえ型であるが、最近は「裏地あったかパンツ」の開発など、自社企画の商品も増やしている。

ユニクロで飽き足らなくなった層に超都心への出店で訴える戦略だ。どちらに軍配が上がるかはまだよく見えないが、当初は、しまむらがあまり身近になかった都内や東京近郊の消費者の支持を得るかもしれない。

● 百貨店の衣料品販売に 打撃を与える可能性も

しまむらは都心攻略を進める一方で、主力の地方、郊外、ロードサイドを固める戦略も怠りなく行う。今後半年に1店ずつ程度、新タイプの店舗を開発していく方針であるという。

例えば、しまむらは主力の「しまむら」以外にも「シャンブル」という雑貨やインテリア、キッチン小物を扱うタイプの店舗と「アベイル」という若年層向けのファッションを扱う店舗を持っていたりする。

こうした店舗の一部のカテゴリーだけスピンアウトさせてミックスし、新タイプの店舗を開発したりライフスタイル提案型の店舗を開発したりと、これまでのしまむらとは違ったタイプの店舗を生み出すというのである。

さすがに国内で全店舗2000店もあると、マンネリ化しかねない。現在の資源を有効に活用して、将来に備える。

ネット通販や超都心への出店など都内で攻勢をかけるしまむらの戦略は、同じような低価格カジュアル衣料専門店にとっては脅威になる一方で、一段と漸減傾向をたどっている百貨店の衣料品販売に打撃を与える可能性もある。

高齢化社会の到来で食品分野への支出の傾斜が進み、衣料品に金をかけなくなる層が増えるなかで、しまむらの超都心出店は衣料品販売の再編を促す可能性が大。衣料品販売の行方は不透明になってきた。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180313-00163124-diamond-bus_all

 

勝ち目あるんかな…“終わりの始まり”にならんといいけど(;´Д`)

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