老害が「カステラおひとつでよろしいですか?」と言った店員にブチ切れる理由

老人はなぜ、販売員の「カステラおひとつですか」に怒ったのか?

黒川:さまざまな企業で講演をさせて頂いておりますが、多くの企業が高齢者対策の専門チームをつくり課題意識を強く持っていますね。
とはいえ、まだまだ高齢者の心理や潜在的ニーズを捉えることはできていないような気がします。
メディアなどでは「キレる老人」というのがたびたび取り上げられますが、高齢者の方たちが何故そうした行動をとるのか、その背景が検討されていることは滅多にありません。

大西:まだまだ企業側の努力が足りないのだと思います。それと同時に一人一人の気持ちの持たせ方もあると思います

黒川:「キレる老人」の背景に、孤独や不安といった高齢者の方の気持ちをみて取るべきではないでしょうか。

例えば、お菓子屋さんでカステラを買おうとした高齢者の方が、店員の「おひとつでよろしいでしょうか?」という言葉にひどく怒ったとします。
実はこの高齢者の方は、かつては仕事でカステラをこの店で100個近く注文していたのに、いまは1個しか買わないことを寂しく思っている。
それで「おひとつ」という言葉に、思わず「貧乏人だと思ったのか!」とキレてしまう。
こうした高齢者の方たちの背景にまで思いを巡らす想像力が求められているのです。

老人はなぜ、販売員の「カステラおひとつですか」に怒ったのか?
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大変な時代やな…(;´Д`)

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