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ペットのクローン、今や一般家庭でも

   

ペットのクローン、今や一般家庭でも

交際相手からの暴力に苦しむなかで自らの命を絶った娘の飼い犬を、悲しみに暮れる中で引き取った母親──。

昨年、娘ミヤさん(当時28)が死去してから10年となるのを前に、13歳と高齢犬になっていた黒のラブラドルレトリバーのビリービーンは、見るからに老衰が進んでいた。愛犬のそのような姿に「自分が精神的に参っているのが分かった」、「ビリービーンが死んでいくのを考えただけでも耐えられなかった」とミヤさんの母親で写真家のモニー・マストさんは話した。

そこでマストさんはビリービーンのクローンを作ることを決め、5万ドル(約530万円)以上を支払ってビリービーンそっくりの「後から生まれてきた双子」を手に入れた。

「私のほかの娘たち3人は、自分らの母親がおかしくなってしまったと思っていたようだった」とその時の周囲の反応について語った。

動物のクローンは今に始まったことではない。最初に大きな成功を収めたのは、1996年に初の哺乳動物の成体細胞からのクローン生成として誕生した羊のドリー(Dolly)だ。2005年には、韓国の研究者らが最初の犬のクローン化を行っている。

だが先ごろ、米歌手のバーブラ・ストライサンド(Barbra Streisand)さんが飼い犬のクローンを作っていたことが国際的にも大きく報道され、動物の権利擁護団体からは批判の声が上がった。

米動物愛護団体「全米人道協会(Humane Society of the United States、HSUS)」の動物研究問題のプログラムマネジャー、ビッキー・カトリナク(Vicki Katrinak)氏はAFPの取材に、動物のクローンを作る企業は「ペットを亡くして悲しむ飼い主をターゲットにし、愛するペットの複製を作るとうその約束している」と厳しく批判する。クローンではその性格まで複製することは不可能であることを指摘しながら、「絶対に正当化することはできない」と述べた。

■「健康で幸せなクローン」

毎年何匹のペットのクローンが作られるのかは不明だ。クローンのサービスを提供する米企業の一つ「ViaGen Pets」は、AFPのコメント要請を拒否した。

同社のウェブサイトには「弊社は毎年、健康で幸せなクローン牛数千頭と、クローン馬数百頭を生産している」とのメッセージが書かれている他、同社の科学者らは「15年以上にわたり、動物のクローンおよび再生技術の開発に成功してきた」とも主張している。

匿名を条件にAFPの取材に応えたViaGen Pets社の元従業員は、テキサスを拠点にした同社では猫や犬などのペット約100匹のクローンを作ったと話した。

もう一つの主要なクローンペットの事業者、韓国・ソウルのスアム生命工学研究院(Sooam Biotech Research Foundation)では、これまで約800匹のペットのクローンが製作されている。一匹あたりの費用は約10万ドル(約1060万円)だ。

他方で、その他多くの企業もペットのクローン事業に手を出しているが、どこもことごとく失敗している。

元々は牛の精液の販売に携わっていたというロン・ガレスピー(Ron Gillespie)氏がオーナーを務める「PerPETuate」は、ペットのDNAを1300ドル(約13万8000円)で採取・保管するサービスを行っている。PerPETuateでも、かつてペットのクローン事業も手がけていたが、今ではViaGen Petsのような企業に外注しているという。

ガレスピー氏によると、犬で死後5日、猫で同3日以内ならペットのクローンを製作することが可能だという。DNAが採取されるまで死骸が冷却保存されていることが条件だ。ただペットが生きている間に、獣医師によって皮膚と筋肉のサンプルが採取されることが本来であれば望ましいとしている。

サンプル採取後の次のステップでは、ドナーの犬から卵細胞1個を採取する。そこから卵子核を除去して、クローン化したいペットのDNAを挿入。そして胚が成長したら代理母犬の子宮に移植する。

■「今までで、唯一最良の決断だった」

クローン製作のプロセスについて動物の権利擁護者らは、卵細胞を提供し胚を宿す犬に不当な苦しみを強要するとして強く反対する。

動物愛護団体「動物の倫理的扱いを求める人々の会(People for the Ethical Treatment of Animals、PETA)」のイングリッド・ニューカーク(Ingrid Newkirk)代表は「クローンの製作は失敗する率が高いので、多くの犬が出産のたびにおりに入れられ、苦しめられているのが実態だ」と指摘した。

クローンされた動物に受け継がれる可能性のあるのは、気性や身体的特徴、遺伝的欠陥などだ。体毛の模様は異なることもある。ましてや、元のDNAの持ち主が飼われていた状況について、製作されたクローンは知る由もない。

マストさんによると、ビリービーンから作られた子犬はビリー同様、遊び好きで恐れを知らないという。小柄な体格、輝く体毛、そして大きな足も同じだ。「2匹はまったく同じに見える。頭を垂れて人の膝に転がり込む動作など、この子はビリービーンと同じような行動をとる」

娘のミヤさんが死去した10年前の日と同じ週に新しい子犬は生まれた。「今までで、唯一最良の決断だった」とマストさんは述べ、「私は元気を取り戻すことができた」と続けた。

http://www.afpbb.com/articles/-/3169091?cx_position=33

 

気持ちは分からんでもないけど、クローンでなくとも同じ犬種ならよくね?と思ってしまう…(;・∀・)

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