【悲報】大塚明夫、声優という仕事を私は絶対おすすめしません。売れなければ「お前のせい」スターが出れば「ありゃあ俺んとこで育てた」

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大塚明夫「声優養成所を過信する若者の危うさ」

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『攻殻機動隊』シリーズのバトー役や、『機動戦士ガンダム0083』のアナベル・ガトー役など、多くの代表作を持つベテラン声優の大塚明夫氏が語る「声優論」。最終回では、「安易に声優専門学校に通うことの危うさ」について解説します。
「声優になりたくばまずは声優専門学校へ」。どうもこの考え方が声優志望者の間では常識になりつつあるようです。学校のプロモーションがうまくいっている証拠だと思いますが、これはただの思い込みです。

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現在ベテランといわれている声優で、そんなところに行っていた人はいません。時代が違うんだから当たり前だと思う人もいるかもしれませんが、今スター街道を走っている若手の中でも、そういう経歴を持つ人は少数派です。アイドル的な売れ方をしている声優となるとさらに少なくなります。グラビアモデル、子役、新劇などの経歴を経て直接プロダクション所属、あるいは短期間養成所に通ってプロダクションへ、という人が多いでしょう。

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■養成所は決して「確実な道」ではない

声優専門学校、そして養成所を経て声優プロダクション。もちろん、そういうルートが悪いとは言いません。しかし、「それが一番安全で確実な道だから」選ぶというのであれば、別に安全でも確実でもないけどいいの? と尋ねます。

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何故多くの声優志望者が頑迷に「声優になりたければ、まずは声優専門学校に2年間通うのだ」と思い込んでいるのかといえば、「より安全で確実な道はある」と思いたい方がそれだけ多いからだと思います。

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学校に通えば、それだけ「格好」はつくようになります。しかし、それによって己の個性を失う人もいます。学校という場を正しく使ってステップアップできる人もいますが、「学校に入ったから」それができるというわけではないのです。

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「安全策」として学校という道を選ぶ人は、その時点である種の“ステレオタイプ”を選んでいるということ、そしてこと芸能の世界において“ステレオタイプ”ほどすぐさま使い捨てられる存在はないということをはっきり認識しておいてください。

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学校や養成所の大変なところは、つねに大勢を相手にものを教えなければならないということです。そしてどうせ大勢に教えるなら、その中のなるべく多くに、とっとと正しいコードを押さえられるようになってもらいたい。それぞれの個性や短所を把握し一対一で叩き上げるよりも、手早く「基本的なことは一通りできる役者」に育て上げてしまったほうが、言い方は悪いですが商売に使える駒も増えるわけですから。

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■大塚明夫が講師をやらない理由

「大塚さんは、声優の専門学校や養成所で人を教えたりしないんですか」

そう聞かれることもあるのですが、今のところ、私にそのつもりはありません。芝居の基礎がわかっていない人にものを教える指導力が私にはありませんし、「残念ながらセンスがない」というタイプの子たちの「何言ってるかわかりません」という顔を見ていたら日々絶望してしまいそうだからです。ガンダムを一機作るより、量産型ザクをたくさんそろえるほうが安上がりだし手間もいらない。しかしザクでは世界は変わらない。皮肉なものです。

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情報化社会となった今では、「声優」というキーワードでWEB検索すればいくらでもアフレコ現場の画像や動画を見ることができる。それによって、ある程度「それらしく」しつらえてからこの世界に入ることが可能になりました。この記事を読んでいる方をいきなりアフレコ室に連れていき台本を持たせても、おそらく皆さんなんとなくのポーズはとれるでしょう。台本を片手に持ってマイクの前に立つに違いありません。

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10年前だと、信じられないほど下手くそな人や、ルールをまったく理解できていない人もざらにいました。極端な話、マイクをつかんで話そうとしてしまう人もいたほどです。もちろんこれは一例です。めちゃくちゃなほうがすばらしいというわけではありません。でも、正解の体裁をしつらえずにまず思ったことをやってみる、ということがそもそも困難な時代になってしまったのだなとは思います。

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「声優ってこういうもの」というイメージが広まり、「こういうもの」の範囲で自分を整えることが安全策と思われるようになってしまった。でも、声優を選ぶ側が望んでいるのは実は“ステレオタイプでない”役者なのです。1万人いる声優の中で少しでも抜きん出た、はみ出た何かを持つ人間。とりあえず基本だけは押さえられる、という人をザクとして使うことはあっても、ガンダムとして重宝してはくれません。

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こんなことを私が言うのもなんですが、声優学校や養成所というのは非常に儲かる商売です。学校には、生徒たちの将来の面倒をみる義務がありません。入った人間を必ずこのレベルのスターにします、入った人間を社員にして給料を支払いますといった契約を交わすわけではないのである意味気楽です。

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売れなければ「お前のせいだ」でおしまい。うまいことスターが出れば「ありゃあ俺んとこで育てたんだ」と言えばいい。それを広告塔に次の声優志望者たちがやってくる。はっきり言って、ローリスク・ハイリターンです。ハイリスク・ローリターンな声優業と比べてなんたる違いでしょう。

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■声優業界と「徒弟制度」は相性がいい

私は時々、声優界もいっそ、演歌歌手や落語家の世界のように徒弟制度を取り入れたほうがいいんじゃないかな、と思うことがあります。まだまだ足りていないけどこいつはちょっと面白いかもな、と思った子を弟子にして連れ歩くわけです。

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実際私も、父(大塚周夫)や納谷六朗さんにくっついてあちこちに顔を出していました。そうすれば、顔や名前を覚えてくれる人も中にはいます。そんな体で、例えば私が若い子を自分の現場に連れていき、「明夫さん、いつもひき連れてるあの子誰ですか」「ありゃあ俺の弟子だよ」なんて会話を繰り返せば、業界の人たちに「大塚さんの弟子の○○君」として覚えてもらえるはずです。

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顔なじみになったあたりで私が「あいつの台詞聞いてやってくれないか」と頼めば腰をあげてくれるディレクターはいるでしょうし、そのほうが仕事だってとりやすいかもしれません。

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私は見どころのある若い人の頼みであれば、そのくらいの面倒はみたっていいと本気で思っています。給料は渡せなくても飯くらいは食べさせるでしょう。しかしそう書いたところで、先輩声優のところに押しかける若手声優はまずいません。「自分には無理だ」「そこまでしなくても、きちんと学校を出ればなんとかなるんじゃないか」と大体の人が思ってしまうのです。

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もちろん、声優という仕事自体を私は絶対おすすめしませんから、そういう人がなるべく早く「自分には声優は無理だ」と気づいてくれることを願っています。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200224-00323633-toyo-soci

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sakamobi
sakamobi

馬鹿な声優志望者を金づるにしてるベテラン声優だらけなのに
この人はホント優しいな😊😊😊

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