まんさん「匿名で子供産んで置いていくで~。世界の誰よりもあなたの事を愛しています!!」

スポンサーリンク

日本初の内密出産「産ませてくれてありがとう」涙を流した母親、病院職員がつなぐ思い

スポンサーリンク

国内初の「内密出産」 女性の葛藤、赤ちゃんへの思い

「匿名で出産したい」この願いは、全国で唯一、熊本市にある慈恵病院で叶えることができます。特定の相談員以外には名前を明かさない「内密出産」です。誰にも知られたくないという思いを持つ女性の出産の多くは、自宅や車内での孤立出産です。医師や助産師が立ち合わず、母子ともに命の危険があります。慈恵病院では赤ちゃんだけではなくお母さんの命も救いたいと内密出産を始めました。ドイツでは孤立出産をなくそうと内密出産が法制化されていますが、日本ではまだ法整備に至っていません。そんななか慈恵病院は、去年12月に日本で初めて内密出産を実施しました。その裏側には悩みを抱えた女性と病院職員、それぞれの葛藤がありました。

スポンサーリンク

知られざる内密出産 職員が寄り添った数日間には…
慈恵病院 新生児相談室長・蓮田真琴さん 相談員として大切にしているのは「常に誠実でいること」

「出血しました。赤ちゃんの胎動が感じにくいんです」

去年12月、突然の相談に病院には緊張感が走りました。それは誰にも知られずに出産したいという希望する女性からのメールでした。去年11月から女性はインターネットで「こうのとりのゆりかご」を調べ、慈恵病院に相談をしていました。女性は自宅で出産して「こうのとりのゆりかご」に預けようと思ったものの、赤ちゃんも自分も死ぬかもしれないと怖くなったと相談員に打ち明けていました。

スポンサーリンク

救急車で近くの病院に運ぶような最悪のケースも考えられるかもしれない。慈恵病院の蓮田健理事長と相談員の蓮田真琴さんは新幹線で来ると話していた女性に会うため、急いで博多駅まで迎えに行きました。博多駅のホームで立って待っていた彼女を見た瞬間、すぐに匿名希望の女性だとわかったといいます。

相談員 蓮田真琴さん
「お腹が目立っていたとかではなくて不安そうにどこか寂しげな感じで立っていたのですぐにわかりました。『慈恵病院です。よく来てくれましたね。大丈夫ですか? 』と声をかけると泣き始めました。」

スポンサーリンク

助産師・小南由夏さん「赤ちゃんが無事に生まれて嬉しかった」と話した

女性が相談員に初めて口にしたのは赤ちゃんのこと。赤ちゃんが死んだかと思って心配だったと胸の内を明かしてくれました。病院では陣痛が始まっていたため分娩台で過ごし、着いてから丸1日で出産に至りました。分娩に立ち会ったのは助産師の小南由夏さんです。

助産師 小南由夏さん
「みんな産むのは代わってあげられない。お腹の中で育てたのもあなただし、ここまで頑張ってきたのもあなた。私たちは無事に出産するお手伝いはできるから頑張ってねと伝えました。」

スポンサーリンク

その励ましに応えるように彼女は声を上げずに耐え続けたといいます。赤ちゃんを産む痛みに叫び声をあげる女性も多い中、彼女は泣き言を一切言わず出産しました。元気よく泣いて生まれてきた赤ちゃんを見て、立ち会った職員全員に安堵の気持ちがこみ上げました。お腹の上に赤ちゃんをのせて「よく頑張ったね」と声をかけると、彼女は呆然として無表情だったといいます。別室で赤ちゃんの処置をしていると、彼女が「赤ちゃんを抱っこしたい」と声をかけてきました。

助産師 小南由夏さん
「赤ちゃんが生まれた瞬間の顔が無表情だったからどうかなと心配していたけど、赤ちゃんを抱いた瞬間にすごく笑顔を見せました。この子こんな顔もできるんだと思って。何かお母さんになった顔でしたね。」

スポンサーリンク

病室に戻ってから数日間を慈恵病院で過ごした彼女は産んだ後も匿名を撤回しませんでした。背景には母親に知られたくないという強い怯えがあったといいます。幼い頃から母親の過干渉で自分の意見を殺して生きてきたと相談員に明かしました。

相談員 蓮田真琴さん
「もう自分の心をなくすのが一番だというふうに思っていて。これまで友達の前でも自分の意見を言わずに周りに合わせるのが一番ベストだと思っていたそうです。そういう生き方をしてきたというふうに言われていました。」

赤ちゃんの父親であるパートナーからは暴力を振るわれていて、妊娠を告げると連絡が取れなくなりました。

スポンサーリンク

それでも、赤ちゃんへの愛情はありました。生まれたあとに熱が出た赤ちゃんは保育器で体調管理せざるをえない状況になったものの、女性は赤ちゃんとの面会に毎日顔を出したといいます。

相談員 蓮田真琴さん
「赤ちゃんが泣くとお母さんが手を出そうとして。触ってあげたい、抱っこしてあげたいと思うけど、保育器にぶつかって手を引っ込めるっていうのが何回かあって。かわいそうでした。こんなに近くにいるのに遠くにいる。最初は望まない妊娠だったとしても、赤ちゃんを産んだ後の愛情は一緒だと思うので…。」

病室のカーテンを1日中閉めて過ごし、面会のときに撮影した赤ちゃんの動画や写真をながめていました。夜も眠れず、『赤ちゃんはどうしていますか』と心配するメールがありました。退院する日、匿名を貫いていた彼女の気持ちを変えたのは蓮田健理事長のある言葉です。

スポンサーリンク

「お母さんにつらい目にあわされてもお母さんのこと好きですよね。それと同じように赤ちゃんもお母さんのことは大好きだから、何か残してもらえませんか。」

女性は、赤ちゃんのために必要ならば…と相談員の蓮田真琴さん1人だけに身元を明かして、保険証と学生証のコピーを預けました。そして「大きくなった赤ちゃんへ」と書かれた手紙も残しました。手紙には「世界の誰よりもあなたのことを愛している」と書かれていたといいます。

退院直前、女性は保育器から出して我が子を抱っこしました。誰にも知られたくなかったため、病院にいたのは数日間だけ。彼女が赤ちゃんを抱きしめることができたのは出産直後と退院直前の2回だけでした 。抱っこの仕方がわからずおそるおそる抱きしめた我が子。じっと見つめてから胸に赤ちゃんをぎゅっと引き寄せ、涙したといいます。

スポンサーリンク

相談員 蓮田真琴さん
「本当は連れて帰りたかったと思うので…。やっぱり会えなくなるから、最後の抱っこかもしれないと思ったんだろうなと思います。」

最後は笑顔で別れたいと女性は赤ちゃんと目を合わせて見つめあい病院を去りました。

唯一身元を知る相談員 いつか会えたら伝えたい言葉
お母さんと赤ちゃんの双方にメダイを渡した

別れる直前、女性は職員に感謝の気持ちを手紙で残してくれました。そこには彼女の精一杯の思いが綴られていたそうです。

「無責任に産んで置いていくけど大事に思っています。赤ちゃんを産ませてくれてありがとうございます。」

スポンサーリンク

病院を出れば、赤ちゃんとお母さんをつなぐものがなくなってしまう。相談員の蓮田真琴さんはキリスト教徒の信者が身につける「メダイ」を彼女にプレゼントしました。いつか神様が女性と赤ちゃんを引き合わせてくれるはずという願いを込めて…。

相談員 蓮田真琴さん
「いつか彼女に会えるなら頑張ったねって言ってあげたい。相談することも頑張ったし、ここに来ることも頑張ったし、出産も頑張った。多分名乗るのもすごく勇気がいったことだと思うので…。女性にも赤ちゃんにも幸せになってほしいです。」

「こうのとりのゆりかご」に預け入れたものの扉の前で動けなくなる母親もいる

スポンサーリンク

相談員の蓮田真琴さんは、これまで「こうのとりのゆりかご」に預け入れる女性の話しに耳を傾けてきました。だからこそ、いまはまだ身元を明かせなくても数年後に状況が変われば匿名を撤回してもいいと思う人はいるはずと考えています。「こうのとりのゆりかご」と向き合ってきたからこそ、匿名で出産したいと病院に駆け込むお母さんたちには赤ちゃんへ何か残してほしいと思いを伝え続けるつもりです。そして、いつか赤ちゃんが大きくなって病院を訪ねてくれたときには目に焼き付けたお母さんの思いを伝えてあげたいと心に決めています。

日本初の内密出産「産ませてくれてありがとう」涙を流した母親、病院職員がつなぐ思い(KKT熊本県民テレビ) - Yahoo!ニュース
「匿名で出産したい」この願いは、全国で唯一、熊本市にある慈恵病院で叶えることができます。特定の相談員以外には名前を明かさない「内密出産」です。誰にも知られたくないという思いを持つ女性の出産の多くは、
スポンサーリンク
sakamobi
sakamobi

匿名で産んで置き去りにする理由が「過干渉な母親に知られたく無いから」って…サイコパス?🥶🥶🥶

コメント