100頭を超えるカバが大量死!原因は生物兵器「炭疽菌」ナミビア

100頭を超えるカバが大量死!原因は生物兵器「炭疽菌」ナミビア

 アフリカ南西部に位置するナミビアでは、今月に入ってから国立公園で野生のカバの大量死が続いており、同国の環境観光省(MET)や生物学者は、深刻な干ばつの影響で炭疽(たんそ)菌が増殖した可能性が高いとみて、観光客の立ち入りを禁止した。

ナミビアの環境観光省や国営メディアによると、今月2日、同国北東部のブワワタ国立公園を流れるクバンゴ川で、野生のカバ約110頭とバッファロー20頭が死亡しているのが見つかった。

現地は、数十キロ北にアンゴラ、南にボツワナとの国境に接するエリアで、クバンゴ川はカラハリ砂漠に流れ込んで世界最大の内陸デルタ、オカバンゴ湿地帯に続く。緑が美しく、野生動物の水場になっているオカバンゴ・デルタは、砂漠の宝石と言われ、世界中から多くの旅行者が訪れる観光エリアだ。

野生動物の大量死はナミビアの観光業にも大打撃を与えかねないとして、ポハンバ・シフタ(Pohamba Shifeta)環境大臣は獣医師や生物学者を現地に派遣し、死亡原因の調査を命じた。その結果、カバの多くは、口や鼻、肛門から出血し、死体から炭疽菌が検出されたという。

炭疽菌というと、日本では1993年にオウム真理教が東京・江東区亀戸で起こした生物兵器テロ事件が記憶に新しく、2001年9月と10月には、米国の大手メディアや上院議員のもとに炭疽菌が封入された容器が郵便で送りつけられた事件もあった。この事件では、5人が炭疽菌に感染して死亡、17人が負傷。同時多発テロ事件の7日後の発生ということもあり、北米全土が恐怖に陥った。

炭疽菌自体は、世界中で見られる菌だ。土の中で長期にわたって生き続け、熱や乾燥、消毒薬に強く、動物の体内に侵入すると発芽し、急速に増殖して発症する。感染した動物の血液や体液、死体などで環境が汚染されると、その土壌が再び感染源となって、そのエリアは炭疽汚染地帯となる。

ナミビアのカバの大量死は、干ばつによって水位が下がった河川で劇的に増殖した炭疽菌によって、一気に広がったもので、周辺の野生動物や家畜はおろか、人間も感染するおそれがあるという。

国立感染症研究所によると、人間が炭疽菌に感染した場合、95%が皮膚の潰瘍や浮腫を引き起こし、速やかに治療をしないと致死率は10〜20%。このほか、腸炭素や肺炭素は極めてまれだが、感染した場合、非常に高い割合で死亡する。

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そんなカバな…( ;∀;)

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