新クジラ「庶民の肉」復活なるか 鯨肉値下がり

新クジラ「庶民の肉」復活なるか 鯨肉値下がり

 鯨肉が値下がりしている。竜田揚げやステーキなど用途が広い「赤肉」やクジラ汁に向く「皮」など1頭のクジラから50種類ほどの部位がとれるが、総じて10年前より4割安い。まもなく出回る南極海の新物は、前年より1割安い。店頭では刺し身用赤肉が100グラム300~400円前後で並び、サーモンより安い。「庶民の味」として、再び親しまれる日がくるだろうか。

■刺し身やステーキ向け1割安

7月上旬から「新クジラ」の出回りが本格化する。南極海での調査捕鯨の副産物として4月に水揚げされたもの。今春の航海では、反捕鯨団体「シー・シェパード」による妨害がなく、予定していたクロミンククジラ333頭を捕獲できた。

日本は国際捕鯨取締条約の規定に従い、北西太平洋と南極海で年1回ずつ、数カ月の航海をし目視と捕獲で生態系を調査している。捕獲したクジラはできる限り有効活用することが条約で取り決められている。副産物として持ち帰り、販売して次の調査の費用の一部にしている。

クジラは船上で科学データを収集した後、船内にある加工場にまわし、部位別に凍結する。近年、最新の冷凍設備を導入したことで臭みがなく、味が格段に向上したという。

鯨肉の販売を手掛ける共同販売(東京・千代田)によると、今年の新物の価格は「調査捕鯨を開始してから最も安い」。卸売会社や加工業者に出荷する原材料価格は、刺し身やステーキ向けの「赤肉1級」が1キロあたり1600円、高級ベーコン向けの「ウネス」は3300円とそれぞれ前年より1割安い。「皮」は2割安、竜田揚げなどに向き量販店に多く並ぶ「赤肉2級」は同5%安と。全体では平均で1割安となっている。

値下がりの理由は2つ。1つ目は、反捕鯨団体の妨害がなく計画数をとれたこと。2つ目は、消費を喚起するためだ。価格は日本鯨類研究所(東京・中央)や水産庁などが量や質、消費動向などを考慮して決める。かつては「庶民の肉」だった鯨肉だが、いまやすっかり高級なイメージになってしまった。

新クジラ「庶民の肉」復活なるか
鯨肉が値下がりしている。竜田揚げやステーキなど用途が広い「赤肉」やクジラ汁に向く「皮」など1頭のクジラから50種類ほどの部位がとれるが、総じて10年前より4割安い。まもなく出回る南極海の新物は、前年

 

鯨肉ってあんま美味しいイメージない(;^ω^)

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