【朗報】カブトガニの採血、段階的に廃止されることが明らかに 製薬会社が発表

【朗報】カブトガニの採血、段階的に廃止されることが明らかに 製薬会社が発表

医療現場で使われるカブトガニの“青い血”。今後採血されなくなる模様

アメリカでは毎年約50万匹のカブトガニが捕獲され、その血液が採取されている。この血液はLAL(Limulus amebocyte lysate)と呼ばれており、主に医薬品や医療機器に付着した目に見えない菌類などを検出する際に使われている。

近年このカブトガニからの採血の様子がネット上で話題となり、この光景が衝撃的であるため動物虐待ではないかといった批判的な声が上がっていた。

今回、このLAL製造する米国の大手薬品会社Eli Lilly and CompanyはこのLALの製造を段階的に廃止し、天然素材の科学化合物に代替する方針であることを公表したという。

北西大西洋沿岸に分布するアメリカカブトガニ(学名:Limulus polyphemus)の血液から抽出されるLAL(Limulus amebocyte lysate)は1956年にFred Bang博士によって、カブトガニの体内に侵入した菌類(大腸菌、りょくのう菌、サルモネラ菌)や菌体内毒素などを半固体の塊に変え、無害にすることができることが発見された。

それ以来多くの研究が進められ、この方法であれば医薬品や医療機器に付着した目に見えない菌類が菌体内毒素をシンプルかつ素早く検査できることが明らかとなり、1970年には、米国食品医薬品局(FDA)が血液と接触する薬品や製品などを検査する際にこのLALを採用した。

このカブトガニの採血には毎年50万匹のカブトガニが捕獲され、採血後は生きたまま海へと返されていたのだが、専門家からその5~30%の個体は死んでいる可能性が高いとの指摘を受けていた。また、その採血の様子がネット上で話題となり批判的な声も多く上がっていたのだった。

海外メディアHakaiMagazineよると今回、このLAL製造する米国の大手薬品会社Eli Lilly and CompanyはこのLALの製造を今後数年で90%削減し、段階的に廃止することを発表。また、その代替として天然素材の科学化合物を製造すること説明しているという。

Eli Lillyの上級科学者Jay Boldenはこの大きな決断の理由について「サプライチェーンに関する潜在的な環境への影響と懸念があったため」と述べている。

Eli Lilly and Companyは2013年に中国に新たな主要製造工場の建設を開始。そこでは採血したカブトガニを海へ戻す必要がなかった。その結果、その地域のカブトガニが減少し血液の価値が高くたってしまったそうだ。

Bolden氏は言う。
「環境に優しい方法でありながら、私たちもお金を節約することができることは良いことです。」

アメリカカブトガニは今のところ絶滅危惧種とはされていないが、生息地の破壊や捕獲によって近年その個体数が減少している生物。今後、よりこの生物が保護され個体数が回復することを願うばかりだ。

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>採血後は生きたまま海へと返されていたのだが、専門家からその5~30%の個体は死んでいる可能性が高いとの指摘を受けていた。

廃止になりそうで良かった(*´ω`*)

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