【悲報】サッカー日本代表の内部情報が漏れてる理由

【悲報】サッカー日本代表の内部情報が漏れてる理由

ロシアワールドカップで奮闘する西野ジャパン。ベスト16を決めたが、事前にスタメン情報が漏れていることに本田圭佑、長友佑都は苦言を呈した。なぜ情報は漏れるのか。問題の根源はどこにあるのか。(文:植田路生)

なぜ先発情報が漏れるのか

 薄氷ながらロシアワールドカップでベスト16進出を決めた日本代表。下馬評を覆してのグループリーグ突破は高く評価されるべきことだが、その裏では残念なことも起こっていた。スタメンなど非公開情報の漏えいだ。

発端はポーランド戦の前にさかのぼる。一部で報道されたスタメン情報が、試合とまったく同じだったのだ。非公開練習の情報が漏えいしたとしか思えない記事に、試合後、本田圭佑と長友佑都が苦言を呈した。長友に関しては「力を貸してほしい」という懇願に近いものだった。

当たり前のことだが、このような「非公開」とされている情報が外に出ることはチームにとってマイナスだ。相手にとっては対策できてしまうからである。では、なぜこのような問題が起こるのか。主に2つある。

1つは、非公開練習をのぞき見するパターン。すき間なのか高い場所からなのか、閉まっている場所をのぞき見て、記事にする。やろうと思えばできるが、私は日本代表の練習においてはそれをしたことがない。「伝えるべき」と思わないからだ。

前提条件として、日本代表の練習は極めて恵まれている。ワールドカップ期間中、コロンビア・セネガル・ポーランド・ベルギーと練習取材に出向いたが、日本よりも圧倒的に公開される情報が少ない。90分フルで公開されたとしても、フィジカル系トレーニングをしてあくまで「ファン向け」に見せる場合のみで、それ以外はほとんど見られない。

のぞき見もほぼ不可能。そもそも会場の外に出されるパターンさえある。選手取材も日本ほど多くない。というかほとんどできない。毎日4~5人の選手から話が聞ける日本は世界的にも恵まれていると言える。他国は、監督あるいは選手1人だけが一日のうちで唯一取材対応がある、といった具合である。

昨日私は往復3時間かけてベルギーの取材に行き、15分間、きらりと光るロベルト・マルティネス監督の頭を眺めるだけで終わった。監督の記者会見しかなかったのである。

のぞき見の代償とそれ以上に深刻な関係者からのリーク

 日本は恵まれている。我々報道陣は取材しやすく、ファンはより多くの情報を楽しめる。このような取材スタイルは報道陣と代表チーム=日本サッカー協会側とすり合わせて作っていくもの。だが、これ以上情報が漏れるようなら、協会側が取材規制を強くしても不思議ではない。

それでも非公開情報を「伝えるべき」と思うのであれば、やればいい。非公開とはいえ食い下がり何とか情報を得ようとするのはある種のジャーナリズムとも言える。スポーツ以外ではこのようなインサイダー情報が不正を指摘する際に有効な場合もある。報道陣はPR機関ではない。やるべきだと思うならやればいい。

ただし、そのツケはいずれ返ってくる。壁が今より高くなるか、あるいは冒頭15分の公開すらなくなるか、選手取材が少なくなるか……。その天秤だろう。なので、私は日本代表取材においてはやらないが、その姿勢を完全否定はしない。

より深刻な問題なのは2つ目のパターン。関係者が情報を漏らしている場合だ。ポーランド戦の漏えいが関係者なのかのぞき見なのかははっきりしない。だが、日本代表の試合前は必ずと言っていいほどスタメン情報は漏れており、そのうちいくつかは関係者からの漏えいだ。

例えば、「関係者によれば●●は主力組でプレーしたという。明日は先発だ」などという書き方になっている。振り返れば、西野ジャパンは最初から情報がダダ漏れだった。メンバー選考に関しての海外組への招集レター、突然の3バック情報などどんなサッカーをするのかわかるくらいに漏れていた。

記事に関係者とあれば当たり前だが関係者からのリーク(そうでないなら記事の誤りだ)。関係者と書いてない場合も関係者からのリークのパターンもあるのではないか。時折「●●だということがわかった」とだけ書いてあって、ソースが不明確の場合がある。のぞき見か関係者リークか二択だからだ。

率直に言って、チーム情報をベラベラと話す「関係者」はクソ野郎である。ただただ仲間の足を引っ張るクソ野郎である。

追放すべきリークしまくりの関係者

 西野ジャパンの敵は内部にいる。当該者が何を考えているのかわからないが、あまりに酷い。報道陣が何かしらで得た情報を伝えるのは仕方ない。繰り返すが、報道陣はPR機関ではないし、心の底では日本代表を応援しつつもファンと同じ目線になってはいけないからだ。だが、情報を意図的に漏らすのは訳が違う。

ワールドカップという真剣勝負の舞台で、1つの情報がどれだけ大事になってくるのか。コロンビアはハメス・ロドリゲス、セネガルはマネのコンディション問題でわざとかく乱させてきた(ハメスが本当に負傷していたのには驚いたが)。関係者に取材しても、口を閉ざすか嘘情報を掴まされる。チーム全体であの手この手で戦っていくのである。

今のところその「関係者」が誰なのか確証はない。だが、代表チームにいるのは間違いない。これ以上の馬鹿げた情報漏えいを行うのであれば、「犯人探し」をしなくてはならないだろう。そして、協会は遅くとも大会後には当該者を追放すべきだ。足を引っ張るスタッフは必要ない。

西野ジャパンは結果を出した。さらに大きな結果を求めようとしている。チーム一丸で奮闘するなか、報道陣の口車に乗せられてホイホイと話す。そんなおしゃべりクソ野郎が許されるはずがない。

ベルギー戦に向け、本当の意味で一致団結してくれることを願う。

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