【画像】石田純一 「SNSのせいで日本人の教養偏差値が下がっている。みんな新聞を読もう」

先月下旬、新潟に現れた麻生太郎さんは、昨年秋の衆議院選挙で、30代前半までの若い有権者の間で自民党支持率が高かったことに触れて、こう語った。

「一番新聞を読まない世代だ。読まない人は全部自民党(の支持)だ」。

要するに、安倍政権の批判ばかりしている新聞なんかを読む人には、自民党を支持してもらえない、というわけ。

だから、「新聞に協力なんかしないほうがいいよ。新聞販売店の人には悪いけど、つくづくそう思った」。 そうお続けになった。

平面的なネットニュースにくらべて新聞は情報量も多く、圧倒的な取材力で核心や論点もあぶり出すゆえ、政権に都合の悪いことも報道してしまうのはわかる。ただ昔はなにかにつけて、新聞を読むように言われたものだ。

分析力が秀逸で文章が的確なため、受験対策としても、世の中の動きから取り残されないためにも大いに勧められた。 ところが、新聞を読まない人を称賛するとは、びっくりだ。たしかに、麻生さんご本人は昔からマンガばかり 読んでいるからいいのかもしれないが、仮にも天下の副総理兼財務相である。

近年、日本人の“教養偏差値”が 下がっていることに、危機感を抱くべき立場にいるはずなのに、事実上、「バカな民のほうが治めるのがラクでいい」と言っているようなもので、悲しくなる。

新聞が、たとえば朝日新聞が気に入らないのであれば、その記事の内容や論調に対して、正面から具体的に、論理的に反論すればいいだけだろう。

香港はこの7月で返還から21年が過ぎた。当初は返還後も50年は、一国二制度を維持し、自由を認めると言っていたのに、最近はなんにでも北京からの横やりが入り、結社や言論の自由が失われている。

我々の身近な新宿区でも、集会や表現の自由を制限する方針が示された。しかし、麻生さんにとっては、力で抑える必要さえない。有権者が率先して新聞を読まず、モノを考えなくなったことを、讃えていればいいのだから。赤子の手をひねるより楽だ。 悔しいじゃないか。新聞を読もう。

週刊新潮 2018年8月2日号 『還暦も文化』#48 「愚民でいいの?」

 

新聞を持ち上げてネットや漫画をこき下ろす。前頭葉の退化した典型的な老害発想やね(;´Д`)オマエガツイテイケナイダケダローガ

コメント