不法入国の子ども、約1500人が行方不明 米高官認める

不法入国の子ども、約1500人が行方不明 米高官認める

米国に家族の同伴なしで不法入国し、連邦当局に保護された子どものうち1500人近くが行方不明になっていることが分かった。

米保健福祉省の高官が先月、上院の小委員会で認めた。

米国に不法入国しようとして国境で拘束された子どもは、同省難民定住課(ORR)のプログラムに基づき、いったん保護施設に収容される。その後、米国内に親族がいる場合はその家庭、いない場合は別の受け入れ家庭へ送られることになっている。

同高官によると、昨年9月までの2017会計年度には4万人以上の子どもがORRに引き渡された。

ORRは受け入れ家庭について、子ども本人との関係を確認し、人身売買などから守るための身元調査を実施しているという。

しかしORRが昨年10~12月、各家庭に送られた7635人の状況を確認しようとしたところ、約2割に当たる1475人は居場所が特定できなかった。さらに28人は受け入れ先から逃げ出していたことが分かったという。

ただし同高官は、保護施設から出た後の子どもたちについて、ORRに法的な責任はないとの見解を示した。

保健福祉省は不法入国の親子連れを国境で拘束した場合、親を訴追して子どもと引き離す方針を示している。子どもの行方をめぐる問題は、この方針に関連して改めて注目を集めている。

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