eスポーツは鬼ごっこより「スポーツ」と思えない? 意識調査で判明

eスポーツは鬼ごっこより「スポーツ」と思えない? 意識調査で判明

 最近話題になっている「eスポーツ(エレクトロニック・スポーツ)」。対戦型のコンピュータゲームを一種のスポーツ競技としてとらえ、プレイヤーである“選手”が対戦するというものだ。観客がスポーツ試合のように観戦するスタイルが受け、欧米では既に巨大市場に成長。プロ選手も数多く輩出している。

出遅れた感のある日本でも最近はプロチームや大会が次々に誕生、認知度を上げている。一方で「eスポーツをスポーツだと思っている人は5%しかいない」という調査結果が出た。同様に低調だった「鬼ごっこ」の17.1%に比べてもはるかに低い。eスポーツは、世間ではやはりまだ「スポーツ」ではないのか?

スポーツと思う人はわずか5%

調査したのはマーケティング調査会社のクロス・マーケティング(東京都新宿区)。5月に男女約1万2000人を対象にネット上でアンケートを取った。

質問では野球やサッカー、あるいはすごろくに至るまでいろいろな運動、レクリエーションを列挙。「あなたがスポーツだと思うものをすべて知らせてください」と聞いた。あくまで回答者の感覚に沿って答えてもらっており、例えば野球をチェックした人ですら76.9%と全員ではない。

しかし、代表的なeスポーツである「オンラインの対戦ゲーム」をスポーツと思った人はわずか5%。日本ではプロリーグが存在しない鬼ごっこよりはるか下なのはなぜなのか。クロス・マーケティングの担当者は「体を動かすものがスポーツと思われている傾向があり、座ってできるゲームはスポーツと思われていないのでは」と指摘する。

スポーツでなくあくまで「ゲーム」

別の質問では、eスポーツが今後も「浸透・普及していくと思う」と回答した人は53.2%に上った。特に10代では65.2%が肯定的に回答。特に若い世代から支持を得ている結果となった。

一方、その判断理由については肯定的、否定的な人の双方から「ゲームはスポーツとは思わない」「ゲームが好きな人が多いから」などと、eスポーツをゲームとして捉えるコメントが多く寄せられた。

スポーツの定義について寄せられた意見を見ても、「激しい動きがあるもの」などと体を動かす要素を挙げた人が多かった。「競技として成立するもの」といった競技性を重視する意見も見られたが、やはり体を使うかどうかがスポーツの定義としては大きいとみられる。

ただ、そもそもeスポーツの認知度自体、今回の調査では55.1%とやっと半数を超える程度。内容や観戦する面白さ、実際の選手の動きといった実態を知らない人もまだまだ多いとみられる。クロス・マーケティングの担当者は「どういう風にやっているのかやプロ選手の活動など、広く報道されれば理解度が深まり、普及につながる可能性がある」とみている。

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eスポーツを「スポーツと思わない」と回答した人が5%に上るという調査結果が出た。鬼ごっこより低い数値で、体を激しく使わないといった点が理由とみられる。

 

日本人には「スポーツ=競技」というより「身体を動かすもの」という認識が強い。そしてコンピュータゲームに嵌ってる人たちに対する一般的なイメージもあまり良くない。これはまぁ自業自得な面もあるよね。

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