『努力は才能に勝る』は嘘だった…練習を1万時間行えば本当に一流になれるのか?を検証した結果

悲報…「努力は才能に勝る」は嘘だった

毎日、懸命に努力している人には悲しいお知らせ……
──練習を1万時間行えば本当に一流になれるのか?を検証した……
「努力は才能に勝る」という言い習わしがある。これを信じて毎日、懸命に努力している人には悲しいお知らせだ。米オハイオ州にあるケース・ウェスタン・リザーブ大学の心理学者がこのほど行った調査で、「一流になるにはただ長時間練習すればいいわけではない」との結論が導き出された。結果は、英国王立協会のオンライン科学誌ロイヤル・ソサエティ・オープン・サイエンスに掲載されている。

スポンサーリンク

この調査を行ったのは、ケース・ウェスタン・リザーブ大学のブルック・マクナマラ准教授とメガ・マイトラ氏だ。1993年に米フロリダ州立大学の心理学者エリクソン氏らが発表した、バイオリニストの実力と練習時間の長さの関係を紐解いた研究を元にした。

1993年のエリクソン氏らの調査では、一流のバイオリニストは20歳までに平均で1万時間の練習を積み重ねていたことが分かった。エリクソン氏らはここから、何かに秀でるのに必要なのは、生まれ持った才能ではなく「1万時間の意図的な練習」だと結論付けた。

この研究はその後、マルコム・グラッドウェルが著書『天才!成功する人々の法則』(講談社)で、「1万時間練習を続ければ本物になる」として取り上げて「1万時間の法則」を提唱するなど、さまざまな分野で注目を集めてきた。

■ 練習時間が実力に占めた割合はわずか25%

そこでマクナマラ准教授らは、意図的な練習を1万時間行えば本当に一流になれるのか?を検証するべく、1993年の調査を再現することにした。同准教授らは、バイオリン奏者を集めて実力別に「非常に良い」「良い」「まあまあ」の3グループにそれぞれ13人ずつ分けた。その後、各奏者に対し、これまでの音楽歴や実績、練習時間について聞き取り調査をした。さらに、1週間の練習日記を付けてもらった。

「まあまあ」のバイオリン奏者は20歳までに平均6000時間の練習を積み重ねていたが、「非常に良い」と「良い」のグループは共に、平均で1万1000時間の練習を重ねていたことが分かった。練習に費やした時間が実力の違いに占めた割合は、4分の1程度だったという。

マクナマラ准教授は英ガーディアン紙に対し、一流のレベルにまで達してしまえば、みんなかなりの練習を積み重ねて来ているため、実力の違いに練習が占める割合はそこまで大きくはならないと説明する。そのため、そこから抜きん出てスーパーエリートになるには、練習以外の要因がポイントになるとしている。何がその要因になるかは、例えばチェスなら知能やワーキングメモリ、スポーツならいかに効率よく酸素を使えるか、などと分野によって異なるという。

■ 昨日の自分よりはうまくなれるけれど……

マクナマラ准教授らは、今回行った調査は1993年のエリクソン氏らのものを再現したが、同じ結果にはならなかったと結論。その原因については、エリクソン氏らの調査方法にバイアスを含む誤りがあった可能性があると述べている。

同准教授はまたガーディアンに対し、練習を積み重ねれば、昨日の自分よりは上手くなれるが、だからといって他の人より上手くなれるわけではないかもしれないと指摘。人によって実力の違いがある理由には、環境的要因や遺伝子的要因があり、さらにはこの2つが複雑に絡み合っているからで、練習には限界があると気づくことが大切だと話した。

なおガーディアンによると、1993年当時の調査を行ったエリクソン氏と、同論文の共著者だったベルギーにあるルーベン・カトリック大学の心理学者、ラルフ・クランぺ氏は共に、マクナマラ准教授らの調査で導き出されたものは、自分たちのものとほぼ変わらないと反発している。クランペ氏はガーディアンに対し、練習がすべてだとか、長時間の練習だけでうまくなれるなどとは自分も考えていないと話し、練習の質、教師と親のサポート、すべてが大切だと説明。「それでも、意図的な練習が最も重要な要素だと私は考えている」と加えた。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190828-00010007-newsweek-int

sakamobi
sakamobi

とはいえ努力できるのも才能のうちだもんな…😌😌😌

コメント