ちびっこ相撲、「女子が出られないのはおかしい。協会は嘘をついている」 女子小学生が批判

ちびっこ相撲、「女子が出られないのはおかしい。協会は嘘をついている」 女子小学生が批判

<ちびっこ相撲>「女子出られないのおかしい」子供たち疑問

大相撲の巡業で、力士が土俵で子どもたちと相撲を取る「ちびっこ相撲」に、女の子が参加できなくなった問題で、毎日小学生新聞に子どもたちから意見が寄せられた。ほとんどが「危ないからといって、女の子だけ出られないのはおかしい」など、日本相撲協会の対応に疑問を投げかけている。

今月8日、静岡市で開かれたちびっこ相撲で、日本相撲協会から「女の子は遠慮してほしい」と連絡があり、女の子が参加できなくなった。協会は「昨年秋、安全のため女の子を参加させないことを決めた」とし、土俵に女性が入ってはならないという「女人禁制とは関係がない」と説明している。

しかし、子どもたちの視線は厳しい。「力士の名前や技を大体知っています」という大阪市天王寺区に住む相撲ファンの小4の女子は「『女子でけがをする人がいるから』は変な理由だと思います。私は、男女どっちも人間なのでどっちもけがをすると思います」。山梨市の小5の男子も「安全のためならば、男の子も危ないのではないかなあ?」と疑問を投げかける。

また、千葉県流山市の小学6年生の女子は「男の子でも体形に差はあるのだから、『危険』だというのなら、体重なども制限すべきだと思います。それに力士と相撲を取るのだから、本気の相撲ではないように力加減もするだろうと思います」と矛盾点を指摘。「女の子だけ出られなくする十分な差別だと思います」と書いている。

東京都清瀬市在住で、自分も相撲を取る小6の女子は「女の子だからと言って決して弱くはありません。ちびっこを集めたのだから、女の子もちびっこです。『けがを防止するためで、土俵の女人禁制という理由ではありません』というのはうそだと私は思います」と冷ややかだ。

実は、よく似た問題は以前も起きている。今から40年前の1978年、東京都荒川区で行われた「わんぱく相撲東京場所」(東京青年会議所主催)の予選で、飛び入り出場の小学校5年生の女の子(10)が準優勝した。しかし「女の子だから」と国技館での東京場所には出場できなかった。

このとき労働省(今の厚生労働省)の婦人少年局長だった森山真弓氏(のちの官房長官)が「男女差別だ」と抗議した。これに対し、当時の相撲協会の理事が「国技館の土俵に女性をのぼらせたことはない」「伝統は守りたい」と話している。

国技館ではなく、巡業のちびっこ相撲からも女子を締め出すなど、今更女人禁制を強化するのは時代に逆行し、批判を浴びるのは明らか。だが宗教と観光、スポーツの関係などについて研究している岡本亮輔北海道大学准教授(宗教社会学)は「何かと批判が高まっている今だからこそ、日本相撲協会は改めて女人禁制を強化することで、自分たちは伝統文化を背負う価値ある団体なんだと強調する狙いがあると考えられる。ただちびっこ相撲については、女人禁制が理由ではないと説明したため、混乱を大きくしたのではないか」と分析している。

◇「けが防止、うそだと思います」

東京都清瀬市の小学6年生の女の子の手紙の全文は以下の通り。

「私は2年生から毎年、わんぱく相撲に参加しています。学校の校庭にシートの土俵をしいて開催します。女の子も、たくさん参加しています。今回の問題は、大相撲の本物の土俵だから、女の子のけがを防止するために、土俵に上がれないということでした。女の子だからといって、決して弱くはありません。ちびっこを集めたのだから、女の子もちびっこです。『けがを防止するためで、土俵の女人禁制という理由ではありません』というのはうそだと私は思います」

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去年まで参加できたのに今年から禁止。禁止が伝えられたのは女性の救命活動事件の数時間後。これじゃー子供も納得しない。

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