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ここは愉快なインターネッツですね

スペイン・カタルーニャでの独立問う住民投票、「独立賛成が90%以上」

   

スペイン・カタルーニャでの独立問う住民投票、「独立賛成が90%以上」

カタルーニャ州住民投票 「独立賛成」圧倒的多数に

スペイン北東部のカタルーニャ州で行われたスペインからの独立の賛否を問う住民投票で、独立賛成が圧倒的多数を占める見通しとなったことを受けて、州政府は独立に向けた動きを加速させる構えを見せていて、中央政府との対立がさらに深まり混乱が広がることが予想されます。

スペイン第2の都市、バルセロナを中心とするカタルーニャ州で1日行われたスペインからの独立の賛否を問う住民投票では、暫定的な集計の結果、州政府が登録したおよそ534万人の住民のうち42%余りが投票し、このうち独立賛成が圧倒的多数の90%以上を占めました。

開票結果の発表に先立ち、プチデモン州首相は「われわれはみずから未来を決め国家を持つ権利を得た」と述べ、独立に向けた動きを加速させる構えを見せています。

これに対し、スペインのラホイ首相は「住民投票は行われなかった」と断言し、独立に向けた動きはすべて憲法違反で無効だとしていて、双方の対立が深まっています。

また、首都マドリードでは1日、バルセロナとは対照的に、住民投票に抗議する大規模なデモが開かれ、参加者はスペインの国旗を掲げて国の結束や国民の一体性を呼びかけていました。

カタルーニャ州は当初、住民投票で独立賛成が過半数を占めれば48時間以内に独立を宣言するとしており、開票結果を州議会に報告したあと手続きを進めるものと見られますが、一方的に独立を宣言すれば、中央政府との対立が決定的となり混乱がさらに広がることが予想されます。

カタルーニャ広場で大歓声

バルセロナ中心部にあるカタルーニャ広場には、独立を支持する多くの人が集まり、住民投票の開票結果が発表されるのを待ちました。
広場に設置された大型のスクリーンで独立賛成が圧倒的多数を占めたと発表されると、集まった人たちからは大歓声が上がっていました。
そして、カタルーニャ州の歌を合唱し、大型スクリーンにカタルーニャ語で「新しい国」という言葉を映し出して開票結果を祝っていました。

19歳の大学生は「中央政府によって多くの人が投票できなかったことを考えれば、すばらしい結果です。独立に向けた動きにとって大きなプラスになります」と話していました。
別の学生は「独自の予算を持って本当の独立が実現してほしい」と話していました。
会社員の男性は「とてもうれしいです。警察が止めようとしましたがカタルーニャの人々が自分たちの権利のために立ち上がりました。これで新しい国が誕生します」と興奮気味に話していました。

独立運動の経緯

スペイン第2の都市バルセロナを中心とするカタルーニャ州は人口750万余り、工業や観光業が盛んで、スペインのGDP=国内総生産のおよそ20%占め、国内最大規模の経済を誇ります。サッカーのスペイン1部リーグの強豪で世界的な人気チームのバルセロナが拠点を置いていることでも知られています。

独自の言語と文化を持つカタルーニャ州では、長年スペインからの独立に向けた運動が続いてきましたが、2008年にリーマンショックが起きると、独立の機運は一気に高まります。厳しい経済状況の中、国に納める税金に対してその恩恵を十分に受けていないといった不満などが背景にあったとされています。

3年前(2014年)には、住民に独立の賛否を問う非公式の投票が行われ、住民600万人余りのうち、およそ230万人が投票し、80%を超えるおよそ186万人が独立に賛成しました。さらに、おととしの州議会選挙では独立を主張する政党が過半数の議席を獲得。

ことし9月には州議会で、独立の賛否を問う住民投票を10月1日に実施する法案が可決されました。新しい法律は、投票結果に法的拘束力を認め、賛成が反対を1票でも上回れば48時間以内に独立を宣言するとしています。

これに対して、スペインの中央政府は、住民投票は憲法が定める国民の一体性や国の重要事項については、国民全体の投票を行う原則に反するとして、一切認めない姿勢を示してきました。中央政府の訴えを受けた憲法裁判所は、住民投票の差し止めを命じる判断を示し、政府はこれに基づいて州政府の幹部を一時拘束したり、投票用紙を没収したりする強硬措置をとり、投票日当日にも警察が一部の投票所の封鎖に踏み切りました。

開票の結果を受けてカタルーニャ州が一方的に独立宣言を行う事態となれば、中央政府との対立が決定的となり、事態の収拾が困難になるうえ、ヨーロッパで同じく各国からの分離独立を求める地域にも影響を及ぼし、混乱が広がることも予想されます。

欧州の分離・独立を求める動き

ヨーロッパではこれまでも歴史的に独立志向の強い一部の地域が、各国からの分離独立を求める動きを繰り返してきました。

<スコットランド>
このうち、イギリス北部のスコットランドでは、2014年、イギリスからの独立の賛否を問う住民投票が行われました。投票の結果、独立反対が10ポイント以上の差で賛成を上回り、独立は否決されました。

しかし、去年、イギリスが国民投票でEU=ヨーロッパ連合からの離脱を決めた際、スコットランドではおよそ62%がEU残留を支持したことから、スコットランド自治政府のスタージョン首相は「スコットランドの民意に反したEUからの離脱は許されない」として、再びイギリスからの独立の賛否を問う住民投票を実施する考えを示しました。

スタージョン首相は、イギリスがEUとの離脱交渉を終える2019年3月以降に2回目の住民投票を行う構えも見せていて、再び独立を求める声が高まる可能性も指摘されています。

<フランドル>
ベルギーでも長年、北部のオランダ語圏、フランドル地域の住民が南部のフランス語圏、ワロン地域からの分離独立を求めてきました。

近年では議会でもオランダ語圏の独立を訴える「新フランドル同盟」が第1党の座を維持しており、国政で強い影響力を保っています。

<バスク>
スペインでは、カタルーニャ州のほかにも、北部のバスク地方で分離独立を求める運動が続き、1959年からは過激派組織「バスク祖国と自由」が武装闘争を繰り広げ、800人余りが殺害されたとされています。

ここ数年は、当局による摘発で組織は弱体化し、ことし4月には武装解除を発表しましたが、スペイン政府は組織の完全な解体を求めていて、対立は続いています。

<ベネト>
イタリアでは、ベネチアを中心とする北東部のベネト州で2014年、独立を推進する地元の政党が州の独立の賛否を問う法的拘束力のないインターネット投票を行い、およそ9割が独立を支持したと発表しました。

ベネト州では、今月下旬にも、中央政府からより強い自治権を得ることの賛否を問う住民投票が予定されていて、影響が注目されます。

<バイエルン>
ドイツのミュンヘンを中心とする南部のバイエルン州でも、独立の賛否を問う住民投票を行おうという動きがありますが、ドイツの憲法裁判所はことし1月、こうした動きは憲法に違反し認められないという判断を示しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171002/k10011164741000.html?utm_int=all_contents_just-in_001

金持ちが多く住んでる町はそりゃー独立したがるだろうけど、残されたスペインのこと考えるとなあ(;・∀・)

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